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成果報告書「特別支援教育におけるICF-CYの活用に関する研究―活用のための方 法試案の実証と普及を中心に―」がアップされました

国立特別支援教育総合研究所の研究課題「特別支援教育におけるICF-CY の活用に関する研究 -活用のための方法試案の実証と普及を中心に-」(平成22年度~23年度)の研究報告書が同研究所のHPにアップされました。以下からご覧になれます。  http://www.nise.go.jp/cms/7,7048,32,142.html 本研究は、特別支援教育におけるICF-CY の活用に関する過去6年間の研究の総括でもあり、ICF-CY Japan Networkのメンバーも多くかかわっています。 本研究は、特別支援学校の学習指導要領等の解説に示された「ICF の考え方」を具体的な特別支援教育実践につなげていくために行われました。これまでの研究で開発された特別支援教育におけるICF 及びICF-CY 活用を支える方法試案としての活用支援ツールの有効性について、研修参加者等からの意見聴取、学校現場での実際の活用等を通して確認するとともに、より学校現場等で使いやすい、効果的なものに改善が図られました。また、これまでICF やICF-CY を活用した学校に対して聞き取り調査を行った果、個別の教育支援計画策定が求められた共通した時代背景のもとで、主障害や学校内の様子のみにとどまらず、より幅広く子どもを捉えることが可能となった等の効果が確認されました。さらに、多職種間連携に活用した事例、生徒本人が活用する事例、幅広い障害種の事例についての収集・分析を通して、それぞれにおいてICF やICF-CY の活用が可能であることも確認されました。 本研究で実証・改善に取り組んだ活用支援ツールは、学校現場等におけるそれぞれの目的に合わせたICFやICF-CY の活用に寄与し、子どもの捉え方の改善等の効果につながるものと期待されます。ぜひ、それぞれの目的に応じて積極的に活用されてみてはいかがでしょうか。 今回の報告書では、 1.これまでの一連の研究で開発してきた方法試案としての活用支援ツールの実証 と改善を行い,それらを行った事例を掲載すること 2.学校だけに完結しない,多職種間で連携した事例を掲載すること 3.生徒本人によるICF 又はICF-CY 活用事例を掲載すること 4.これまで報告が多かった知的障害・肢体不自由・病弱以外の障害種事例の充実を図ること 以上の4点を踏まえた報告書として,総論