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平成30年度日本特殊教育学会自主シンポジウムの報告その1(当日までの経過)

9月22日〜24日の3日間,大阪国際会議場で日本特殊教育学会第56回大会が行われました. その最終日,ICF-CY Japan Networkのメンバーがかかわった,『ICFと合理的配慮と特別支援教育(6)』と題した自主シンポジウムを行いました. 本件について,1)当日までの経過,2)話題提供の様子,3)指定討論の様子,4)フロアとのやりとり,の4回に分けて報告します. まず,関係者は以下の通りです. 企画者・司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:徳永亜希雄 西村修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 堺裕(帝京大学) 指定討論者:山元薫(静岡大学) 次に,企画趣旨についてです. ICF(国際生活機能分類)は,WHO国際分類ファミリーネットワーク内において,障害者の権利条約との関連でも議論されてきました.同条約のキーワードの一つが合理的配慮です. 我が国の教育分野では,中央教育審議会初等中等教育分科会報告(2012)において,合理的配慮の定義や具体的な観点が例示され,また,障害の状態等に応じた合理的配慮を決定する上で,ICFを活用することが考えられると述べられました.しかし,その後,具体的な実践レベルでの検討が十分にされていないことを踏まえ,本テーマによるシンポジウムにて議論を重ねてきました.今回はその6回目となり,冒頭でこれまでの検討経過についても説明がありました. 今回は,前回までの到達点と課題を踏まえ,加えて新学習指導要領の趣旨も読み解きながら,検討を行いたいと考えました.メールベースでの事前の意見交換や協議を,これまで以上に丁寧に行い,ICFと合理的配慮と特別支援教育についてより具体的に,実践レベルへの落としこみ方まで深めたいと考え,当日を迎えることとなりました. 当日までの経過はここまでです.当日の様子は,次回以降の更新で報告します.                    (ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

今年もICFシンポ@特殊教育学会in大阪,行います!

この夏は天候不順が続きました. 今朝は大きな地震もあったとのこと,関係の皆様に対し,心よりお見舞い申し上げます. さて,9月となり,特殊教育学会の季節がやってきました. 今年は大阪国際会議場(グランキューブ大阪で開催されます. ここでは,自主シンポジウムについてお知らせします. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育(6)」と題して企画しました. 同じタイトルで検討してきた5年間の積み重ねを踏まえ,6回目のシンポですが,これまで以上にじっくり関係者間で協議を重ね,当日を迎える予定です. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 自主シンポジウム7-15 9月24日(月・振休) 10:45~12:15  @804 ICFと合理的配慮と特別支援教育(6) 企 画 者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 司 会 者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 西村 修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 堺   裕(帝京大学) 指定討論者:山元  薫(静岡大学) 会場でお会いできることを楽しみにしています! (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

@特殊教育学会,続いてICF関連ポスターです!

前回,9月の特殊教育学会@名古屋国際会議場で開催される自主シンポジウムについてお知らせしました. 今回は,ICFに関連するポスター発表についてお知らせします(敬称略). 9月17日(日)9:30~11:30 イベントホール P3-69 合理的配慮検討におけるICF-CYカテゴリーの活用 学校における合理的配慮の観点との適合性検討に基づいて 堺 裕 徳永亜希雄 田中浩二 また,ICFは直接出てきませんが,前述の堺氏筆頭の発表と同じ研究の結果として発表されます. P3-71 合理的配慮決定のための合意形成ツール試案 徳永亜希雄 堺裕 田中浩二 山元 薫 一方,私達が関わったものではありませんが,ICFで検索すると以下のような発表もあるようです. 9月16日(土)13:00~15:00 イベントホール P1-52 アンケートを活用した吃音のある児童への教育実践(2)ICFに基づいたアセスメントプログラムを用いて 小林 宏明 9月18日(祝・月)12:30~14:30 イベントホール P7-59 スポーツ教室への参加が重複障害者の生活機能に及ぼす影響 ICFを用いた事例研究 吉岡 尚美 重藤誠市郎 内田 匡輔 以上です.ポスターも含めたプログラム全体は,以下をご覧下さい http://www.jase.jp/taikai55/program.html (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

ICFシンポ@特殊教育学会,やります!

まずは,残暑お見舞いとともに,豪雨・台風等の被害に遭われた方に対し,心よりお見舞い上げます. さて,まだ暑い日が続きますが,今年も特殊教育学会の季節が近づいて来ました.今年は名古屋国際会議場で開催されます. ここでは,自主シンポジウムについてお知らせします. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育(5)」と題したを企画しました. 同じタイトルで検討してきた4年間の積み重ねを踏まえた5回目のシンポです. 今まで以上にじっくり準備をして臨みます. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 自主シンポジウム2-15 ICFと合理的配慮と特別支援教育(5) 9月16日(土) 15:30~17:30 会議室232 企画者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 隈田原 聡(宮崎県立児湯るぴなす支援学校) 西村 修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美(東京都立光明学園) 堺 裕(帝京大学) 指定討論者:齊藤 博之(山形県立ゆきわり養護学校) 以上です. 次回は、ポスター発表についてお知らせします. プログラム全体は以下をご覧ください. http://www.jase.jp/taikai55/program.html (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

「ICFと合理的配慮と特別支援教育4」@日本特殊教育学会第54回大会自主シン ポジウムの報告です.

2016年9月、新潟大学で開催された日本特殊教育学会第54回大会で,ICF-CY Japan Networkのメンバーが関わった自主シンポジウムが行われました。 タイトル:ICFと合理的配慮と特別支援教育(4) 企画者・司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:西村 修一(栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美(東京都立光明特別支援学校) 齊藤 博之(山形県立ゆきわり養護学校) 堺 裕(帝京大学) 指定討論者:大関 毅(前・茨城県立下妻特別支援学校)       1.企画趣旨 ICFは、WHO国際分類ファミリーネットワーク内において、障害者権利条約との関連でも議論されてきた。中教審初等中等教育分科会報告では、合理的配慮を決定する上でのICF活用についても述べられたが、具体的な実践レベルでの検討は十分になされていなかったことを踏まえ、第51回大会において「ICFと合理的配慮と特別支援教育」と題したシンポジウムを企画し、これまで3回にわたって検討を重ねてきました。 前回大会において、次の3点が課題として共有されました。 第一に、合理的配慮検討は、本人を中心に行われる必要があり、決定に向けた合意形成を行う際は、本人の意見がますます重要である。その活かし方、或いは引き出し方についての検討が必要である。第二に、合意形成以前に、そもそも合理的配慮とはどのようなことで、どこまでを含むのか、あらためて整理が必要である。第三に、合理的配慮提供後の評価や見直しについても検討が必要である。障害者差別解消法施行を控え、その検討がより重要となる。 今回は、これらの課題を踏まえたそれぞれの検討経過報告を軸に議論が深められました。 2.各話題提供の要旨 西村氏は「ICFコアセット・コードセットと合理的配慮」と題して述べました。当事者の意思表明に基づく「合理的配慮」、申し出如何に関わらず学校が個々に応じて用意する「配慮」、及び個々に応じて展開する「特別な指導」といった一人一人に対する特別な教育の在り方を考える時、ICFは有効なアセスメントツールになる、としました。ICFコアセット、コードセットの考え方を導入し、チェックリストによる評価を進めることは、漏れのない客観的な分析をより可能にすると考えられること指摘しました。 逵氏は「将来の生活をより豊かにするための合理的配慮の検討」と題して述べまし...

今年も,ICFシンポ,やります!

9月です.特殊教育学会の季節です.今年は新潟大学で開催されます. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育」と題した自主シンポジウムです. 同じタイトルで検討し3年間の積み重ねを踏まえた,4回目のシンポです. 差別解消法施行後の初の開催となります. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 9月18日(日) 13:30~15:00 メディアシップ 日報ホールA 自主シンポジウム59 ICFと合理的配慮と特別支援教育(4) 企画者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:西村 修一(栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美(東京都立光明特別支援学校) 齊藤 博之(山形県立ゆきわり養護学校) 堺 裕(帝京大学) 指定討論者:大関 毅(前・茨城県立下妻特別支援学校) 以上です.その他のプログラムは以下をご覧ください. http://www.jase.jp/taikai54/program.html (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

今年も,ICFシンポの季節がやってきました!

特殊教育学会の季節がやってきました.今年は東北大学で開催されます. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育」と題した自主シンポジウムを企画しました. 同じタイトルで検討した2年間の積み重ねを踏まえた,3回目のシンポです. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 9月21日(月) 10:00~12:00 A305 自主シンポジウム73 ICFと合理的配慮と特別支援教育(3) 企画者    徳永亜希雄 (国立特別支援教育総合研究所) 司会者    徳永亜希雄 話題提供者 徳永亜希雄 西村修一 (栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美 (東京都立光明特別支援学校) 齊藤博之 (山形県立上山高等養護学校) 堺 裕 (帝京大学)              指定討論者  佐藤久夫 (日本社会事業大学) 田中浩二 (東京成徳短期大学)  以上です.その他のプログラムは以下をご覧ください. http://www.jase.jp/taikai53/ (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

日本特殊教育学会第52回大会 自主シンポジウムの報告

2014年9月、高知大学で、日本特殊教育学会第52回大会が開催され、ICF-CY Japan Networkのメンバーが関わった自主シンポジウムが行われました。 ・テーマ「ICFと合理的配慮と特別支援教育Ⅱ」 ・企画者 徳永亜希雄(国立特別支援教育総合研究所),逵 直美(東京都立光明特別支援学校),西村修一(栃木県立岡本特別支援学校おおるり分教室) ・司会者 徳永亜希雄 ・話題提供者 西村修一,逵 直美,下尾直子(洗足こども短期大学),田中浩二(東京成徳短期大学)              ・指定討論者 佐藤久夫(日本社会事業大学),堺 裕(帝京大学)             1 企画趣旨 ICFは、WHO国際分類ファミリーネットーワーク内において、障害者の権利条約との関連でも議論されてきました。同権利条約のキーワードの一つは合理的配慮です。我が国の教育における検討結果として報告された中教審分科会報告において、合理的配慮についての検討結果や定義、具体的な観点が例示されました。また、障害の状態等に応じた合理的配慮を決定する上で、ICFを活用することが考えられる旨が述べられましたが、その後、具体的な実践レベルでの検討は十分になされていませんでした。  そこで、前大会において同タイトルのシンポジウムを企画し、合理的配慮を巡る動向を確認した上で、特別支援教育実践の立場からの話題提供と労働分野及び福祉分野からの指定討論を交えた検討を行いました。その結果、合理的配慮は個別に提供されることを踏まえ、個別事例での活用等、引き続き検討を行う必要性が確認されました。 今大会においては、同タイトルのもとで、その後の検討経過を報告し合うとともに、より多様な立場からの話題提供と指定討論を交え、検討を行うことにしました 2 各話題提供の要旨 話題提供に先立ち、司会者より、趣旨説明の一環として障害者権利条約と合理的配慮、及び同条約と教育との関連等を確認した後、特別支援教育分野での合理的配慮と基礎的環境整備の関連等について整理が行われました。 西村氏は、合理的配慮には周囲の配慮義務としての合理的配慮と当事者の請求に応える合理的配慮義務の二つのタイプがあるとした上で、合理的配慮を見出すアセスメントツールとしてのICFの有効性や具体的に検討した事例等について報告しました。 逵氏...

今年も,ICFのシンポを開催します!

今年の夏は,各地で不順な天候が続きましたが,皆様,どう過ごされたでしょうか. そんな中,今年も特殊教育学会の季節がやってきました.高知大学で開催されます. 昨年度に引き続き「ICFと合理的配慮と特別支援教育」と題した自主シンポジウムを企画しました. 企画者として名前が出ているのは3名だけですが,これまで一緒に取り組んできたICF-CY Japan Networkの仲間達と一緒に考えました. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 自主シンポジウム44 ICFと合理的配慮と特別支援教育(2) 9月21日(日) 10:30~12:00 133教室 企画者: 徳永亜希雄(国立特別支援教育総合研究所),逵 直美(東京都立光明特別支援学校),西村修一(栃木県立岡本特別支援学校おおるり分教室) 司会者:  徳永亜希雄 話題提供者: 下尾直子(洗足こども短期大学),田中浩二(東京成徳短期大学),逵 直美,西村修一 指定討論者 佐藤久夫(日本社会事業大学),堺 裕(帝京大学) また,話題提供者のお二人は,ポスター発表もされます.こちらも要チェックです! 下尾直子「ICF-CY による「連絡帳」記述文の整理・分析」 (ポスター1-K 9月20日(土) 13:10~14:40@北体育館) 堺 裕「授業改善のためのICF モデルの活用」: (ポスター3-J 9月21日(日) 10:30~12:00@北体育館 ※シンポと重なっていますが,ポスター掲示はされるそうです) 以上です.その他のプログラムは こちら をご覧ください. (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

ICF及びICF-CY関連の新刊書籍のご紹介

“残暑お見舞い申し上げます。” まだまだ暑い日が続きますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしですか? さて 昨今 障害者権利条約が批准され、合理的配慮やインクルーシブ教育システム,そして中教審答申等で述べられた基礎的環境整備への関心が高まってきた中で、あらたにICF及びICF-CYに関連する書籍が出版されています。 今回は、皆様の今後の教育実践への活用や参考にしていただければ幸いと考え、以下の書籍を案内させていただきます。 ◎合理的配慮とICFの活用―インクルーシブ教育実現への射程 合理的配慮は、障害のある子どもが、障害のない子どもとともに学ぶインクルーシブ教育の実現がキーワード。学校は障害のある子どもに合理的配慮を提供する義務があり、その否定は差別になりえます。合理的配慮を見いだす有効なアセスメントツールとしてのICFの考え方、具体的方法を著者作成のチェックリストと実践事例で解説されています。 ●著者  西村修一 ●出版社 クリエイツかもがわ ●価格  1994円税込み ● http://www.creates-k.co.jp/ ◎月刊 作業療法ジャーナル 48巻2号 =特集= 「参加」と作業療法という内容で構成されており、ICFにおける参加…OTが果たす役割や「作業」や「参加」が奪われるということはなど関心あるテーマで特集されています。 この他インタビュー「作業療法による参加の場作り」…人と地域をつなげる実践も紹介されています。この特集は、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター主任研究員である春名由一郎先生が執筆されています。 ●出版社 三輪書店 ●価格 1750円本体価格 ● https://www.miwapubl.com/products/detail.php?product_id=1548 ◎本人主体の個別支援計画ワークブックICF活用のすすめ 介護や看護の共通言語と言われるICF(国際生活機能分類)だがムズカシイという声も現場には多いです。アセスメントが困難な知的障害者の事例からICFを実感的に理解できる、当事者理解とよりよい介護・支援の処方箋として紹介されています ●編著 大阪障害者センター・ICFを用いた個別支援計画策定プログラム開発検討会 ●出版社 かもがわ出版 ●価格  2376円 http://www.kamo...

今後の障害児支援の在り方について(報告書)〜「発達支援」が必要な子どもの 支援はどうあるべきか〜」の取りまとめについて

平成24年4月に,障害者自立支援法が一部改正されてから2年が経過し,相談支援の充実や障害児支援の強化などが,各地で重視されるようになってきました. そして先日, 7月16日に,厚生労働省の「障害児支援の在り方に関する検討会」から,報告書が発表されました. http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000050945.html この検討会では,平成27年4月にスタートする予定の子ども・子育て新制度「利用者支援事業」や平成27年度の報酬改定や障害者総合支援法施行3年後の見直しに併せて行う制度見直し等を視野に置き,障害児支援の充実について具体的な検討を行う予定とされています. 今回の報告書では,基本理念として,①地域社会への参加・包容(インクルージョン)の推進と合理的配慮,②障害児の地域社会への参加・包容を子育て支援において推進するための後方支援としての専門的役割の発揮,③障害児本人の最善の利益の保障,④家族支援の重視が挙げられています. 報告書の10 ページ目には,障害児本人の最善の利益を保障していくに当たっては,「障害」を本人の機能障害のみではなく「社会的障壁」との関係において総合的に整理し,支援内容を検討することができるICF(国際生活機能分類:2001 年にWHO 総会において承認)の考え方(「医学モデル」と「社会モデル」の統合)も重要である。ICFでは,一人ひとりの情報を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」という3つの次元に加えて,「健康状態」「環境因子」「個人因子」やそれらとの相互作用で総合的に整理されている。また,児童期用のものとしては,さらに項目が追加されたICF-CY(国際生活機能分類児童版)が2006 年のWHO-FIC チュニス会議において承認されている。 と,ICFの考え方の重要性が明記されています. 今後も,地域における「縦横連携」のための体制づくりが進められていく中で,多職種の専門家が,ICFの考え方を重視しながら,「発達支援」が必要な子どもを主体とした支援が充実されていくことを期待しています. (文責:ICF-CY Japan Network 事務局 大久保直子)

常に原点を大切にしながら

新年度に入ったと思ったら,もうすぐGWが迫ってきました.早いものです. GWといえば,毎年,特殊教育学会での研究発表や自主シンポを企画する時期でもあります. 最近,これまで取り組んできたICF/ICF-CY関連の研究をまとめる機会があり,あらためて原点に立ち返る必要性を感じました. そこで,新年度最初のHP更新にあたり,ICFCYJPNの最初の記事を読み返してみました.以下がそれです. 「スタート!(2007年1月10日 水曜日) ICF-CY Japan Network 代表の亜じあんです。 ついに念願のホームページが開設されました。これからコンテンツも充実させて行く予定です。お楽しみに! また、身内の話で恐縮ですが、ここに至るまでに、素敵な仲間達が尽力してくれています。そんな仲間の存在を誇りに思っています。仲間達共々、今後ともよろしくお願いします!!」 読み返してみて,「勢いがあるなあ」「HP開設の喜びに満ちているなあ」と我ながら関心してしまいました. 昨年度の自主シンポは,比較的新しいワード「合理的配慮」を鍵にICF/ICF-CYの活用を考えました.今年度も重要なキーワードなることと思います. このような新しい言葉が出てきたとしても,ICFCYJPNで大切にしてきた,ICF/ICF-CYの活用を通した子どもたちや関係者の方々への貢献や仲間たちとのつながりを,常に原点として大切しながら進めていきたいなあとあらためて考えています. 今後ともどうぞよろしくお願いいたします. (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 亜じあんこと,徳永亜希雄)

新年のご挨拶&ICFに関連する研究発表会のお知らせ

2014年,最初のHP更新となりました。今年もよろしくお願いいたします。 年末に国会で承認された障害者の権利に関する条約が,国連のあるニューヨークで,現地時間の1月20日に寄託されました。2月19日,いよいよ日本国内で発効します.これから,と気が引き締まる感覚を覚えます。 昨年は、そのことに関連した取組として、ICF-CY Japan Networkのメンバーが、特殊教育学会にて、「ICFと合理的配慮と特別支援教育」というテーマで、自主シンポジウムを開催させていただき、合理的配慮に関する現状と課題について、改めて考える機会となりました。 また、文部科学省による教育支援(旧就学指導)資料にも、ICFの視点が記述されました。今後、共通言語としてのICFを基礎とした情報が就学先に伝えられることで、双方の支援者や本人、ご家族にとって、スムーズな移行が促進されることが期待されます。 今年も、ICFやICF-CYに関連する話題を、できるだけ多くご紹介したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、今年2月に行なわれる、ICFに関連した研究発表会についてお知らせをさせていただきます。申し込みの〆切が、1月28日(火)までとなっています。参加を希望される方は、お急ぎください。 1.開催日:2月10日(月) 2.開催場所:京都市立鳴滝総合支援学校 3.開催の趣旨(学校HPより引用) 平成26年2月10日(月)に,鳴滝総合支援学校として初めての研究発表会を実施します。昨年度までの実践報告会では,鳴滝総合支援学校の日々の取組を,授業を参観することによって知っていただくことを中心にしていました。 今年度は,「社会と関わり豊かに生活するためのキャリア教育の推進~ICFの視点を用いたキャリア教育の実践~」を研究テーマとして取組を進め,研究発表会として成果報告することになりました。 また,立命館大学教授 朝野浩先生にもご講演いただきます。 多くの方に本校の取組を知っていただき,ご意見等を聞ければと考えています。 第二次案内と参加申込書を配布文書の研究発表会の欄に掲載しましたので,ご覧ください。http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?id=400404 4.問い合わせ先:京都市立鳴滝総合支援学校   FAX 075-462-193...

日本特殊教育学会第51回大会 自主シンポジウムの報告

2013年8月30日から9月1日に、明星大学で、日本特殊教育学会第51回大会が開催され、ICF-CY Japan Networkのメンバーが関わった自主シンポジウムが行われました。 ・テーマ「ICFと合理的配慮と特別支援教育」 ・ 企画者:齊藤博之(山形県立上山高等養護学校)、逵 直美(三重大学教育学部附属特別支援学校) ・ 司会者:徳永亜希雄(国立特別支援教育総合研究所) ・ 話題提供者:西村修一(栃木県立岡本特別支援学校おおるり分教室)、齊藤博之(山形県立上山高等養護学校)、逵 直美(三重大学教育学部附属特別支援学校) ・ 指定討論者:佐藤久夫(日本社会事業大学),春名由一郎(高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター) 自主シンポジウムの企画者 齊藤氏より   「合理的配慮。これは今後、重要なものになる!」 ある意味、直感に近い考えから、このシンポジウムを企画しました。これまで、私は、ICF及びICF-CYを活用しながら実践を重ねてきました。ICFの活用により、多くの事柄が解決されてきたことを実感しています。合理的配慮を考える上でも、これまでのICF活用の実践が、その可能性を広げることと確信しています。  合理的配慮が、これまで取り組んできたこととどう違うのか、また、合理的配慮というものが何を生み出すのか。今回のシンポジウムでは、そのきっかけを議論できたものと思います。話題提供の西村先生、指定討論の佐藤先生、春名先生、そして、貴重なご意見を提供していただいたフロアの皆様、感謝申し上げます。 自主シンポジウムの企画者 逵氏より  昨年末、ICF-CY Japan Networkのメンバーが集まったときに、次の特殊教育学会の自主シンポジウムは、「ICFと合理的配慮」をテーマにして、話し合おうということになりました。しかし、いざ準備するために関連した資料を読み出すと「特別支援教育における合理的配慮って何だろう」と悩み考えてしまいました。  今回のシンポジウムは、私たちが、ICFを活用した実践をとおして得た子どもたちの将来への可能性と同様に、基礎的環境整備と合理的配慮を、特別支援教育にどのように活かしていくのか考えるための、はじめの一歩であったと思います。  フロアには、特別支援学校以外の支援者や、ICT教育を推進されている先生方の姿もあり、今後の更なるI...

国立特別支援教育総合研究所の研究紀要第40巻公開 最新のICF-CYの研究成果 が報告されています!

内容は以下の通りです。読み応えのある論文です。是非ご覧ください! http://www.nise.go.jp/cms/7,7968,32,137.html 【 特集 】 徳永 亜希雄 「特別支援教育におけるICF-CYの活用に関する研究 -活用のための方法試案の実証と普及を中心に-」 http://www.nise.go.jp/cms/resources/content/7968/20130318-174619.pdf 【特集論文】 徳永 亜希雄・田中 浩二・堺 裕・春名 由一郞・佐藤 久夫 「特別支援教育関連分野におけるICF又はICF-CY活用に関する検討 -連携におけるICF又はICF-CYの活用のために-」 http://www.nise.go.jp/cms/resources/content/7968/20130318-174943.pdf 菊地 一文 「特別支援教育におけるICFの活用によるキャリア発達支援の可能性」 http://www.nise.go.jp/cms/resources/content/7968/20130318-175350.pdf 堺 裕・田中 浩二・徳永 亜希雄 「幼稚園教育要領における「健康」の領域とICF-CYの適合性に関する検討 -幼児教育におけるICF-CY活用のために- 」 http://www.nise.go.jp/cms/resources/content/7968/20130318-181333.pdf (文責 逵 直美)

ICF-CYを介した台湾との交流!

2012年10月21~22日、台湾で行われた、第13回発展遅緩児童早期療育国際論文発表大会(原文の漢字を元に表記、英語名:13th International Conference of Early Intervention for Children with Developmental Delays)に呼んでいただき、参加してきました。 本大会は、中華民国発展遅緩児童早期療育協会(原文の漢字を元に表記、英語名:Chinese Association of Early Intervention Profession:CAEIP) http://www.caeip.org.tw/html/about/english/index.html  の主催によるもので、今回は早期療育におけるICF-CY活用がテーマとされていました。 台湾全土から、早期療育にかかわる多くの参加者が集まる中、基調講演「早期療育におけるICF-CYの活用ー日本での経験に基づいてー(ICF-CY Application in Early Intervention)」の他、「ICF関連図」を用いた実際の活用等のワークショップなども担当させていただきました。 世界的には、目的別の分類項目のセット(コアセット)をはじめ、様々なICFの活用の動きがありますが、今回、私としては、日本で蓄積してきた、概念モデルを中心に据えた取組について紹介しました。 参加者の中には、昨年台湾で翻訳して出した、我々の冊子「ICF及びICF-CYの活用:試みから実践へ 特別支援教育を中心に」を手にしている人もいました。 日本版はこちら→  http://www.kyoikushinsha.co.jp/book/0078/index.html 台湾版はこちら→  http://www.farterng.com.tw/Web/Default.aspx?module=productdetail&pid=P110523001 以前、2011年3月に行われた第1回台湾ICF/ICF-CY会議について、参加者の熱心さも含めて以下で報告しました。 「台湾及びポルトガルにおけるICF及びICF-CYの活用に関する動向」 @国立特別支援教育総合研究所ジャーナル 創刊号 http://www.nise.go.jp/cms/7,6231,32,...

成果報告書「特別支援教育におけるICF-CYの活用に関する研究―活用のための方 法試案の実証と普及を中心に―」がアップされました

国立特別支援教育総合研究所の研究課題「特別支援教育におけるICF-CY の活用に関する研究 -活用のための方法試案の実証と普及を中心に-」(平成22年度~23年度)の研究報告書が同研究所のHPにアップされました。以下からご覧になれます。  http://www.nise.go.jp/cms/7,7048,32,142.html 本研究は、特別支援教育におけるICF-CY の活用に関する過去6年間の研究の総括でもあり、ICF-CY Japan Networkのメンバーも多くかかわっています。 本研究は、特別支援学校の学習指導要領等の解説に示された「ICF の考え方」を具体的な特別支援教育実践につなげていくために行われました。これまでの研究で開発された特別支援教育におけるICF 及びICF-CY 活用を支える方法試案としての活用支援ツールの有効性について、研修参加者等からの意見聴取、学校現場での実際の活用等を通して確認するとともに、より学校現場等で使いやすい、効果的なものに改善が図られました。また、これまでICF やICF-CY を活用した学校に対して聞き取り調査を行った果、個別の教育支援計画策定が求められた共通した時代背景のもとで、主障害や学校内の様子のみにとどまらず、より幅広く子どもを捉えることが可能となった等の効果が確認されました。さらに、多職種間連携に活用した事例、生徒本人が活用する事例、幅広い障害種の事例についての収集・分析を通して、それぞれにおいてICF やICF-CY の活用が可能であることも確認されました。 本研究で実証・改善に取り組んだ活用支援ツールは、学校現場等におけるそれぞれの目的に合わせたICFやICF-CY の活用に寄与し、子どもの捉え方の改善等の効果につながるものと期待されます。ぜひ、それぞれの目的に応じて積極的に活用されてみてはいかがでしょうか。 今回の報告書では、 1.これまでの一連の研究で開発してきた方法試案としての活用支援ツールの実証 と改善を行い,それらを行った事例を掲載すること 2.学校だけに完結しない,多職種間で連携した事例を掲載すること 3.生徒本人によるICF 又はICF-CY 活用事例を掲載すること 4.これまで報告が多かった知的障害・肢体不自由・病弱以外の障害種事例の充実を図ること 以上の4点を踏まえた報告書として,総論...

ICF-CY Japan Networkは、活動の質的充実を目指します。

6月に入り、国内の多くで梅雨に入りました。 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。 さて、我々ICF-CY Japan Networkでは、ICF-CYと子どもに関することとして、ホームページでの情報発信他、メンバーそれぞれが様々な活動に日々取り組んでおります。 ICF-CY Japan Networkとして活動に取り組みはじめ、数年が経ちましたが、ICFやICF-CYに関して、最近では次のような動きがあっています。 ・WHOレベルで、ICFそのものの改訂が始まっていること ・障害者の権利条約批准を目指す動きのなかでICFのことが多く語られること ・メンバーの多くがかかわった、国立特別支援教育総合研究所でのICF-CY活用に関する研究が終了したこと(成果報告書は、追って同研究所のホームページにアップされる予定です) 等 メンバーそれぞれを取り巻く環境も変わってきましたが、「私たちがやらなければならないこと」や「私たちがやりたいこと」はまだまだある、ということをメンバーで確認し合っています。 量的に決して多くはなくても、関係の皆さんにお役に立てる、質的に充実した活動に引き続き取り組んでいきたいと思っています。 その一環として、電子化ツールの改訂をして4月に公開しました。 また、9月の特殊教育学会には本人によるICF活用の取り組みについて検討するシンポジウムをエントリーしました。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。                運営スタッフ代表 徳永亜希雄

ICF/ICF-CY関連ンポジウム及び研究会のお知らせ

平成23年1月及び2月に行われるシンポジウムと研究会について紹介します。 1 厚生労働省主催 「第2回ICFシンポジウム」 ・テーマ :生活機能分類の活用に向けて ~共通言語としてのICFの教育と普及を目指して~ ・日時 平成23年1月22日(土)13:00~17:00  ・場所  ニッショーホール(日本消防会館)    東京都港区虎ノ門2-9-16 シンポジウムの情報がアップされています。   詳細はこちらをご覧下さい。 http://www.jigyou.com/icf/ 2 東京都立墨東特別支援学校の公開研究会 ・テーマ :自立と社会参加の実現に向けた新たな取り組み 〜肢体不自由教育におけるICFを活用したキャリア教育の推進〜 ・趣 旨  本校のICFを活用したキャリア教育について現状と課題を理解し 肢体不自由特別支援学校におけるキャリア教育の推進を図る ・日 時  平成23年2月10日(木) 9:00〜17:00(受付開始 8:30) ・会 場  東京都立墨東特別支援学校       東京都江東区猿江2丁目16番18号 同校は、国立特別支援教育総合研究所の専門研究A「特別支援教育におけるICF-CYの活用に関する研究―活用のための方法試案の実証と普及を中心に―」の研究協力機関として、同研究所と協力しながら進めており、この実践成果について、今回の公開研究会で報告されるそうです。当日は、ICF-CY JPNのメンバーも講師・助言者として参加致します。 詳細はこちらをご覧ください。参加申し込み締め切りが1月28日となっております。 参加を希望される方は、お急ぎ下さい。 http://www.bokuto-sh.metro.tokyo.jp/cms/html/entry/63/29.html 平成22年12月に 障害者制度改革の推進のための第二次意見や中央教育審議会特別支援教育特別委員会からの論点整理が発表され、これらを巡る議論の中でもICFについて述べられています。 今後の動きにも注目したいところです。次回はこの件について報告したいと思います。 (ICF-CY Japan Network 理解啓発グループ 逵 直美)

第48回 日本特殊教育学会参加報告

2010年9月に長崎大学で特殊教育学会が開催され、ICF及びICF-CY(以下、ICF/ICF-CY)に関連した自主シンポジウム、学会準備委員会企画シンポジウム、口頭発表、ポスター発表が行われました。 ここでは、自主シンポジウムを中心に口頭発表・ポスター発表などについて報告します。 自主シンポ  ICFの学校現場への適用 Ⅶ ―ICF活用の実際・「子ども理解」で活用するー 企画者     齊藤 博之(山形県立上山高等養護学校)    逵  直美(三重大学教育学部附属特別支援学校) 司会者    齊藤 博之(山形県立上山高等養護学校)  話題提供者 齊藤 博之(山形県立上山高等養護学校)    逵   直美(三重大学教育学部附属特別支援学校) 下尾直子(日本女子大学) 指定討論者  堺 裕(帝京大学福岡医療技術学部)        徳永亜希雄(独立行政法人特別支援教育総合研究所) 本テーマ「ICFと学校現場への適用」として、これまで6回の自主シンポジウムが行われ、特別支援教育を中心とした学校教育へのICF/ICF-CYの活用の可能性や方法、成果、課題等が取り上げられてきました。学習指導要領などの改訂により、学校現場でICF/ICF-CY の活用が拡大が予想される中、今回は子ども理解を焦点におき、ICF/ICF-CY の活用前・活用後での実践事例を報告し、討論を行いました。実践をふり返り、ICF/ICF-CYの学校現場への活用の有効性や課題等を考えるシンポとなりました。 【話題提供から】 1 子どもの状態を図にして整理する(齋藤) 子ども理解において様々な情報を得て理解するプロセスが大切であるが、障害名や障害の特性を優先的に捉えるあまり、子どもを取り巻く状況の全体像が見えにくかった。そこでKJ法を参考に情報同士の関係性を図式すると指導の仮説や成果の見通しをもてるようにしたところ、時間短縮の必要性や誰もが作成できるわけでないなどの課題があった。 そこで、ICFの関連図を活用することで、 ・インデックスがあり作成しやすく時間短縮になった ・詳細な項目があるので見落としもチェックできる ・事象を項目の何当てはまるのか考えることができる ・参加の姿をイメージしやす...