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ラベル(ICF)が付いた投稿を表示しています

ICFシンポ&ポスター発表@特殊教育学会 今年は@博多です!

今回は,日本特殊教育学会の案内です.  昨年は,は8月下旬に開催されましたが,今年は9月初旬に開催されます.  会場は,福岡市の福岡国際会議場,会期は,9月6日(金)~9月8日(日)です.  事前視聴動画等はない,久々の対面のみの実施となっています. 本シンポも,昨年度は趣旨説明や話題提供は動画視聴で行い,会場では,指定討論から開始しましたが,今年は,すべて会場で行います.  これまで,教育の文脈でICFの活用に関して検討してきた,私たちの自主シンポジウムについて,あらためて論点を整理し直し,今年はテーマを「共通言語としてのICF活用の再考」として,原点に戻るような議論を交わすことにしました.  詳細は以下の通りです.  自主シンポジウム S4-4 「共通言語としてのICF活用の再考」 9月27日(土)12:30~14:30 ※現在のところ,会場は未定 企画者: 德永亜希雄(横浜国立大学) 司会者: 徳永亜希雄 話題提供者:  徳永亜希雄「就学前から就学後への接続における分類項目活用の試み」 逵直美(東京都立光明学園)「若手教員育成におけるICF活用」 西村修一(前・栃木県立岡本特別支援学校)「共通言語としてのICFとICFコアセットの実践活用」  指定討論者:  山元薫(静岡大学)「学校教育の立場から」  田中浩二(至誠館大学,のあ保育園)「就学前教育・保育の立場から」    加えて,今年も,以下のとおり,ポスター発表を行います. 昨年度の続きである,概念ベースではない,項目ベースでの活用の取り組みです.  P2-62「子どもの育ちを切れ目なく支える個別の教育支援計画へのICF分類項目実装化に関する実証」(德永亜希雄,田中浩二) 9月6日(金)15:30~17:30    ぜひ,論文集でのご確認をいただき,当日参加される方は.会場でも!  プログラムの詳細はまだオープンになっていませんが,今大会の全体像は,以下をご覧下さい.  https://www.jase.jp/taikai62/  (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄) 

ICF関連図のワークシート アップしました。

皆様 天候不順が続いております. 被害に遭われた関係の皆様に対し,心よりお見舞い申し上げます. さて, ICFについての講義等の中で,ICF関連図のワークシートはどこで手に入るのか,と問われることがあります. 私が使用しているのは, 大久保(2007)「ICF関連図の作成手順マニュアルを検討した取り組み」 国立特別支援教育総合研究所編著,ICF及びICF-CYの活用 試みから実践へ―特別支援教育を中心に― . https://www.kyoikushinsha.co.jp/book/0078/index.html で紹介されたものです. その使い方について検討した内容は, 徳永・溝端(2013)「ICF関連図作成手順(全体像版)」の開発と実証 国立特別支援教育総合研究所編著,特別支援教育における ICFの活用 Part3 学びのニーズに応える確かな実践のために. で整理されたものです. https://www.kyoikushinsha.co.jp/book/0211/index.html ここでのワークシートについて,書くスペースを広げる等,をさらに改編したものを作成しました. こちらからダウンロードしてお使いください. ICF関連図ワークシート改20200712 使い方の詳細は,原典でご確認ください. (ICF-CY Japan Network 事務局 徳永)

平成30年度日本特殊教育学会自主シンポジウムの報告その1(当日までの経過)

9月22日〜24日の3日間,大阪国際会議場で日本特殊教育学会第56回大会が行われました. その最終日,ICF-CY Japan Networkのメンバーがかかわった,『ICFと合理的配慮と特別支援教育(6)』と題した自主シンポジウムを行いました. 本件について,1)当日までの経過,2)話題提供の様子,3)指定討論の様子,4)フロアとのやりとり,の4回に分けて報告します. まず,関係者は以下の通りです. 企画者・司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:徳永亜希雄 西村修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 堺裕(帝京大学) 指定討論者:山元薫(静岡大学) 次に,企画趣旨についてです. ICF(国際生活機能分類)は,WHO国際分類ファミリーネットワーク内において,障害者の権利条約との関連でも議論されてきました.同条約のキーワードの一つが合理的配慮です. 我が国の教育分野では,中央教育審議会初等中等教育分科会報告(2012)において,合理的配慮の定義や具体的な観点が例示され,また,障害の状態等に応じた合理的配慮を決定する上で,ICFを活用することが考えられると述べられました.しかし,その後,具体的な実践レベルでの検討が十分にされていないことを踏まえ,本テーマによるシンポジウムにて議論を重ねてきました.今回はその6回目となり,冒頭でこれまでの検討経過についても説明がありました. 今回は,前回までの到達点と課題を踏まえ,加えて新学習指導要領の趣旨も読み解きながら,検討を行いたいと考えました.メールベースでの事前の意見交換や協議を,これまで以上に丁寧に行い,ICFと合理的配慮と特別支援教育についてより具体的に,実践レベルへの落としこみ方まで深めたいと考え,当日を迎えることとなりました. 当日までの経過はここまでです.当日の様子は,次回以降の更新で報告します.                    (ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

今年もICFシンポ@特殊教育学会in大阪,行います!

この夏は天候不順が続きました. 今朝は大きな地震もあったとのこと,関係の皆様に対し,心よりお見舞い申し上げます. さて,9月となり,特殊教育学会の季節がやってきました. 今年は大阪国際会議場(グランキューブ大阪で開催されます. ここでは,自主シンポジウムについてお知らせします. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育(6)」と題して企画しました. 同じタイトルで検討してきた5年間の積み重ねを踏まえ,6回目のシンポですが,これまで以上にじっくり関係者間で協議を重ね,当日を迎える予定です. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 自主シンポジウム7-15 9月24日(月・振休) 10:45~12:15  @804 ICFと合理的配慮と特別支援教育(6) 企 画 者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 司 会 者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 西村 修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 堺   裕(帝京大学) 指定討論者:山元  薫(静岡大学) 会場でお会いできることを楽しみにしています! (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

@特殊教育学会,続いてICF関連ポスターです!

前回,9月の特殊教育学会@名古屋国際会議場で開催される自主シンポジウムについてお知らせしました. 今回は,ICFに関連するポスター発表についてお知らせします(敬称略). 9月17日(日)9:30~11:30 イベントホール P3-69 合理的配慮検討におけるICF-CYカテゴリーの活用 学校における合理的配慮の観点との適合性検討に基づいて 堺 裕 徳永亜希雄 田中浩二 また,ICFは直接出てきませんが,前述の堺氏筆頭の発表と同じ研究の結果として発表されます. P3-71 合理的配慮決定のための合意形成ツール試案 徳永亜希雄 堺裕 田中浩二 山元 薫 一方,私達が関わったものではありませんが,ICFで検索すると以下のような発表もあるようです. 9月16日(土)13:00~15:00 イベントホール P1-52 アンケートを活用した吃音のある児童への教育実践(2)ICFに基づいたアセスメントプログラムを用いて 小林 宏明 9月18日(祝・月)12:30~14:30 イベントホール P7-59 スポーツ教室への参加が重複障害者の生活機能に及ぼす影響 ICFを用いた事例研究 吉岡 尚美 重藤誠市郎 内田 匡輔 以上です.ポスターも含めたプログラム全体は,以下をご覧下さい http://www.jase.jp/taikai55/program.html (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

ICFシンポ@特殊教育学会,やります!

まずは,残暑お見舞いとともに,豪雨・台風等の被害に遭われた方に対し,心よりお見舞い上げます. さて,まだ暑い日が続きますが,今年も特殊教育学会の季節が近づいて来ました.今年は名古屋国際会議場で開催されます. ここでは,自主シンポジウムについてお知らせします. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育(5)」と題したを企画しました. 同じタイトルで検討してきた4年間の積み重ねを踏まえた5回目のシンポです. 今まで以上にじっくり準備をして臨みます. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 自主シンポジウム2-15 ICFと合理的配慮と特別支援教育(5) 9月16日(土) 15:30~17:30 会議室232 企画者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 隈田原 聡(宮崎県立児湯るぴなす支援学校) 西村 修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美(東京都立光明学園) 堺 裕(帝京大学) 指定討論者:齊藤 博之(山形県立ゆきわり養護学校) 以上です. 次回は、ポスター発表についてお知らせします. プログラム全体は以下をご覧ください. http://www.jase.jp/taikai55/program.html (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

「ICFと合理的配慮と特別支援教育4」@日本特殊教育学会第54回大会自主シン ポジウムの報告です.

2016年9月、新潟大学で開催された日本特殊教育学会第54回大会で,ICF-CY Japan Networkのメンバーが関わった自主シンポジウムが行われました。 タイトル:ICFと合理的配慮と特別支援教育(4) 企画者・司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:西村 修一(栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美(東京都立光明特別支援学校) 齊藤 博之(山形県立ゆきわり養護学校) 堺 裕(帝京大学) 指定討論者:大関 毅(前・茨城県立下妻特別支援学校)       1.企画趣旨 ICFは、WHO国際分類ファミリーネットワーク内において、障害者権利条約との関連でも議論されてきた。中教審初等中等教育分科会報告では、合理的配慮を決定する上でのICF活用についても述べられたが、具体的な実践レベルでの検討は十分になされていなかったことを踏まえ、第51回大会において「ICFと合理的配慮と特別支援教育」と題したシンポジウムを企画し、これまで3回にわたって検討を重ねてきました。 前回大会において、次の3点が課題として共有されました。 第一に、合理的配慮検討は、本人を中心に行われる必要があり、決定に向けた合意形成を行う際は、本人の意見がますます重要である。その活かし方、或いは引き出し方についての検討が必要である。第二に、合意形成以前に、そもそも合理的配慮とはどのようなことで、どこまでを含むのか、あらためて整理が必要である。第三に、合理的配慮提供後の評価や見直しについても検討が必要である。障害者差別解消法施行を控え、その検討がより重要となる。 今回は、これらの課題を踏まえたそれぞれの検討経過報告を軸に議論が深められました。 2.各話題提供の要旨 西村氏は「ICFコアセット・コードセットと合理的配慮」と題して述べました。当事者の意思表明に基づく「合理的配慮」、申し出如何に関わらず学校が個々に応じて用意する「配慮」、及び個々に応じて展開する「特別な指導」といった一人一人に対する特別な教育の在り方を考える時、ICFは有効なアセスメントツールになる、としました。ICFコアセット、コードセットの考え方を導入し、チェックリストによる評価を進めることは、漏れのない客観的な分析をより可能にすると考えられること指摘しました。 逵氏は「将来の生活をより豊かにするための合理的配慮の検討」と題して述べまし...

今年も,ICFシンポ,やります!

9月です.特殊教育学会の季節です.今年は新潟大学で開催されます. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育」と題した自主シンポジウムです. 同じタイトルで検討し3年間の積み重ねを踏まえた,4回目のシンポです. 差別解消法施行後の初の開催となります. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 9月18日(日) 13:30~15:00 メディアシップ 日報ホールA 自主シンポジウム59 ICFと合理的配慮と特別支援教育(4) 企画者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:西村 修一(栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美(東京都立光明特別支援学校) 齊藤 博之(山形県立ゆきわり養護学校) 堺 裕(帝京大学) 指定討論者:大関 毅(前・茨城県立下妻特別支援学校) 以上です.その他のプログラムは以下をご覧ください. http://www.jase.jp/taikai54/program.html (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

今年も,ICFシンポの季節がやってきました!

特殊教育学会の季節がやってきました.今年は東北大学で開催されます. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育」と題した自主シンポジウムを企画しました. 同じタイトルで検討した2年間の積み重ねを踏まえた,3回目のシンポです. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 9月21日(月) 10:00~12:00 A305 自主シンポジウム73 ICFと合理的配慮と特別支援教育(3) 企画者    徳永亜希雄 (国立特別支援教育総合研究所) 司会者    徳永亜希雄 話題提供者 徳永亜希雄 西村修一 (栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美 (東京都立光明特別支援学校) 齊藤博之 (山形県立上山高等養護学校) 堺 裕 (帝京大学)              指定討論者  佐藤久夫 (日本社会事業大学) 田中浩二 (東京成徳短期大学)  以上です.その他のプログラムは以下をご覧ください. http://www.jase.jp/taikai53/ (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

日本特殊教育学会第52回大会 自主シンポジウムの報告

2014年9月、高知大学で、日本特殊教育学会第52回大会が開催され、ICF-CY Japan Networkのメンバーが関わった自主シンポジウムが行われました。 ・テーマ「ICFと合理的配慮と特別支援教育Ⅱ」 ・企画者 徳永亜希雄(国立特別支援教育総合研究所),逵 直美(東京都立光明特別支援学校),西村修一(栃木県立岡本特別支援学校おおるり分教室) ・司会者 徳永亜希雄 ・話題提供者 西村修一,逵 直美,下尾直子(洗足こども短期大学),田中浩二(東京成徳短期大学)              ・指定討論者 佐藤久夫(日本社会事業大学),堺 裕(帝京大学)             1 企画趣旨 ICFは、WHO国際分類ファミリーネットーワーク内において、障害者の権利条約との関連でも議論されてきました。同権利条約のキーワードの一つは合理的配慮です。我が国の教育における検討結果として報告された中教審分科会報告において、合理的配慮についての検討結果や定義、具体的な観点が例示されました。また、障害の状態等に応じた合理的配慮を決定する上で、ICFを活用することが考えられる旨が述べられましたが、その後、具体的な実践レベルでの検討は十分になされていませんでした。  そこで、前大会において同タイトルのシンポジウムを企画し、合理的配慮を巡る動向を確認した上で、特別支援教育実践の立場からの話題提供と労働分野及び福祉分野からの指定討論を交えた検討を行いました。その結果、合理的配慮は個別に提供されることを踏まえ、個別事例での活用等、引き続き検討を行う必要性が確認されました。 今大会においては、同タイトルのもとで、その後の検討経過を報告し合うとともに、より多様な立場からの話題提供と指定討論を交え、検討を行うことにしました 2 各話題提供の要旨 話題提供に先立ち、司会者より、趣旨説明の一環として障害者権利条約と合理的配慮、及び同条約と教育との関連等を確認した後、特別支援教育分野での合理的配慮と基礎的環境整備の関連等について整理が行われました。 西村氏は、合理的配慮には周囲の配慮義務としての合理的配慮と当事者の請求に応える合理的配慮義務の二つのタイプがあるとした上で、合理的配慮を見出すアセスメントツールとしてのICFの有効性や具体的に検討した事例等について報告しました。 逵氏...

今年も,ICFのシンポを開催します!

今年の夏は,各地で不順な天候が続きましたが,皆様,どう過ごされたでしょうか. そんな中,今年も特殊教育学会の季節がやってきました.高知大学で開催されます. 昨年度に引き続き「ICFと合理的配慮と特別支援教育」と題した自主シンポジウムを企画しました. 企画者として名前が出ているのは3名だけですが,これまで一緒に取り組んできたICF-CY Japan Networkの仲間達と一緒に考えました. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 自主シンポジウム44 ICFと合理的配慮と特別支援教育(2) 9月21日(日) 10:30~12:00 133教室 企画者: 徳永亜希雄(国立特別支援教育総合研究所),逵 直美(東京都立光明特別支援学校),西村修一(栃木県立岡本特別支援学校おおるり分教室) 司会者:  徳永亜希雄 話題提供者: 下尾直子(洗足こども短期大学),田中浩二(東京成徳短期大学),逵 直美,西村修一 指定討論者 佐藤久夫(日本社会事業大学),堺 裕(帝京大学) また,話題提供者のお二人は,ポスター発表もされます.こちらも要チェックです! 下尾直子「ICF-CY による「連絡帳」記述文の整理・分析」 (ポスター1-K 9月20日(土) 13:10~14:40@北体育館) 堺 裕「授業改善のためのICF モデルの活用」: (ポスター3-J 9月21日(日) 10:30~12:00@北体育館 ※シンポと重なっていますが,ポスター掲示はされるそうです) 以上です.その他のプログラムは こちら をご覧ください. (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

ICF及びICF-CY関連の新刊書籍のご紹介

“残暑お見舞い申し上げます。” まだまだ暑い日が続きますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしですか? さて 昨今 障害者権利条約が批准され、合理的配慮やインクルーシブ教育システム,そして中教審答申等で述べられた基礎的環境整備への関心が高まってきた中で、あらたにICF及びICF-CYに関連する書籍が出版されています。 今回は、皆様の今後の教育実践への活用や参考にしていただければ幸いと考え、以下の書籍を案内させていただきます。 ◎合理的配慮とICFの活用―インクルーシブ教育実現への射程 合理的配慮は、障害のある子どもが、障害のない子どもとともに学ぶインクルーシブ教育の実現がキーワード。学校は障害のある子どもに合理的配慮を提供する義務があり、その否定は差別になりえます。合理的配慮を見いだす有効なアセスメントツールとしてのICFの考え方、具体的方法を著者作成のチェックリストと実践事例で解説されています。 ●著者  西村修一 ●出版社 クリエイツかもがわ ●価格  1994円税込み ● http://www.creates-k.co.jp/ ◎月刊 作業療法ジャーナル 48巻2号 =特集= 「参加」と作業療法という内容で構成されており、ICFにおける参加…OTが果たす役割や「作業」や「参加」が奪われるということはなど関心あるテーマで特集されています。 この他インタビュー「作業療法による参加の場作り」…人と地域をつなげる実践も紹介されています。この特集は、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 障害者職業総合センター主任研究員である春名由一郎先生が執筆されています。 ●出版社 三輪書店 ●価格 1750円本体価格 ● https://www.miwapubl.com/products/detail.php?product_id=1548 ◎本人主体の個別支援計画ワークブックICF活用のすすめ 介護や看護の共通言語と言われるICF(国際生活機能分類)だがムズカシイという声も現場には多いです。アセスメントが困難な知的障害者の事例からICFを実感的に理解できる、当事者理解とよりよい介護・支援の処方箋として紹介されています ●編著 大阪障害者センター・ICFを用いた個別支援計画策定プログラム開発検討会 ●出版社 かもがわ出版 ●価格  2376円 http://www.kamo...

今後の障害児支援の在り方について(報告書)〜「発達支援」が必要な子どもの 支援はどうあるべきか〜」の取りまとめについて

平成24年4月に,障害者自立支援法が一部改正されてから2年が経過し,相談支援の充実や障害児支援の強化などが,各地で重視されるようになってきました. そして先日, 7月16日に,厚生労働省の「障害児支援の在り方に関する検討会」から,報告書が発表されました. http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000050945.html この検討会では,平成27年4月にスタートする予定の子ども・子育て新制度「利用者支援事業」や平成27年度の報酬改定や障害者総合支援法施行3年後の見直しに併せて行う制度見直し等を視野に置き,障害児支援の充実について具体的な検討を行う予定とされています. 今回の報告書では,基本理念として,①地域社会への参加・包容(インクルージョン)の推進と合理的配慮,②障害児の地域社会への参加・包容を子育て支援において推進するための後方支援としての専門的役割の発揮,③障害児本人の最善の利益の保障,④家族支援の重視が挙げられています. 報告書の10 ページ目には,障害児本人の最善の利益を保障していくに当たっては,「障害」を本人の機能障害のみではなく「社会的障壁」との関係において総合的に整理し,支援内容を検討することができるICF(国際生活機能分類:2001 年にWHO 総会において承認)の考え方(「医学モデル」と「社会モデル」の統合)も重要である。ICFでは,一人ひとりの情報を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」という3つの次元に加えて,「健康状態」「環境因子」「個人因子」やそれらとの相互作用で総合的に整理されている。また,児童期用のものとしては,さらに項目が追加されたICF-CY(国際生活機能分類児童版)が2006 年のWHO-FIC チュニス会議において承認されている。 と,ICFの考え方の重要性が明記されています. 今後も,地域における「縦横連携」のための体制づくりが進められていく中で,多職種の専門家が,ICFの考え方を重視しながら,「発達支援」が必要な子どもを主体とした支援が充実されていくことを期待しています. (文責:ICF-CY Japan Network 事務局 大久保直子)

常に原点を大切にしながら

新年度に入ったと思ったら,もうすぐGWが迫ってきました.早いものです. GWといえば,毎年,特殊教育学会での研究発表や自主シンポを企画する時期でもあります. 最近,これまで取り組んできたICF/ICF-CY関連の研究をまとめる機会があり,あらためて原点に立ち返る必要性を感じました. そこで,新年度最初のHP更新にあたり,ICFCYJPNの最初の記事を読み返してみました.以下がそれです. 「スタート!(2007年1月10日 水曜日) ICF-CY Japan Network 代表の亜じあんです。 ついに念願のホームページが開設されました。これからコンテンツも充実させて行く予定です。お楽しみに! また、身内の話で恐縮ですが、ここに至るまでに、素敵な仲間達が尽力してくれています。そんな仲間の存在を誇りに思っています。仲間達共々、今後ともよろしくお願いします!!」 読み返してみて,「勢いがあるなあ」「HP開設の喜びに満ちているなあ」と我ながら関心してしまいました. 昨年度の自主シンポは,比較的新しいワード「合理的配慮」を鍵にICF/ICF-CYの活用を考えました.今年度も重要なキーワードなることと思います. このような新しい言葉が出てきたとしても,ICFCYJPNで大切にしてきた,ICF/ICF-CYの活用を通した子どもたちや関係者の方々への貢献や仲間たちとのつながりを,常に原点として大切しながら進めていきたいなあとあらためて考えています. 今後ともどうぞよろしくお願いいたします. (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 亜じあんこと,徳永亜希雄)

新年のご挨拶&ICFに関連する研究発表会のお知らせ

2014年,最初のHP更新となりました。今年もよろしくお願いいたします。 年末に国会で承認された障害者の権利に関する条約が,国連のあるニューヨークで,現地時間の1月20日に寄託されました。2月19日,いよいよ日本国内で発効します.これから,と気が引き締まる感覚を覚えます。 昨年は、そのことに関連した取組として、ICF-CY Japan Networkのメンバーが、特殊教育学会にて、「ICFと合理的配慮と特別支援教育」というテーマで、自主シンポジウムを開催させていただき、合理的配慮に関する現状と課題について、改めて考える機会となりました。 また、文部科学省による教育支援(旧就学指導)資料にも、ICFの視点が記述されました。今後、共通言語としてのICFを基礎とした情報が就学先に伝えられることで、双方の支援者や本人、ご家族にとって、スムーズな移行が促進されることが期待されます。 今年も、ICFやICF-CYに関連する話題を、できるだけ多くご紹介したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、今年2月に行なわれる、ICFに関連した研究発表会についてお知らせをさせていただきます。申し込みの〆切が、1月28日(火)までとなっています。参加を希望される方は、お急ぎください。 1.開催日:2月10日(月) 2.開催場所:京都市立鳴滝総合支援学校 3.開催の趣旨(学校HPより引用) 平成26年2月10日(月)に,鳴滝総合支援学校として初めての研究発表会を実施します。昨年度までの実践報告会では,鳴滝総合支援学校の日々の取組を,授業を参観することによって知っていただくことを中心にしていました。 今年度は,「社会と関わり豊かに生活するためのキャリア教育の推進~ICFの視点を用いたキャリア教育の実践~」を研究テーマとして取組を進め,研究発表会として成果報告することになりました。 また,立命館大学教授 朝野浩先生にもご講演いただきます。 多くの方に本校の取組を知っていただき,ご意見等を聞ければと考えています。 第二次案内と参加申込書を配布文書の研究発表会の欄に掲載しましたので,ご覧ください。http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?id=400404 4.問い合わせ先:京都市立鳴滝総合支援学校   FAX 075-462-193...

成果報告書「特別支援教育におけるICF-CYの活用に関する研究―活用のための方 法試案の実証と普及を中心に―」がアップされました

国立特別支援教育総合研究所の研究課題「特別支援教育におけるICF-CY の活用に関する研究 -活用のための方法試案の実証と普及を中心に-」(平成22年度~23年度)の研究報告書が同研究所のHPにアップされました。以下からご覧になれます。  http://www.nise.go.jp/cms/7,7048,32,142.html 本研究は、特別支援教育におけるICF-CY の活用に関する過去6年間の研究の総括でもあり、ICF-CY Japan Networkのメンバーも多くかかわっています。 本研究は、特別支援学校の学習指導要領等の解説に示された「ICF の考え方」を具体的な特別支援教育実践につなげていくために行われました。これまでの研究で開発された特別支援教育におけるICF 及びICF-CY 活用を支える方法試案としての活用支援ツールの有効性について、研修参加者等からの意見聴取、学校現場での実際の活用等を通して確認するとともに、より学校現場等で使いやすい、効果的なものに改善が図られました。また、これまでICF やICF-CY を活用した学校に対して聞き取り調査を行った果、個別の教育支援計画策定が求められた共通した時代背景のもとで、主障害や学校内の様子のみにとどまらず、より幅広く子どもを捉えることが可能となった等の効果が確認されました。さらに、多職種間連携に活用した事例、生徒本人が活用する事例、幅広い障害種の事例についての収集・分析を通して、それぞれにおいてICF やICF-CY の活用が可能であることも確認されました。 本研究で実証・改善に取り組んだ活用支援ツールは、学校現場等におけるそれぞれの目的に合わせたICFやICF-CY の活用に寄与し、子どもの捉え方の改善等の効果につながるものと期待されます。ぜひ、それぞれの目的に応じて積極的に活用されてみてはいかがでしょうか。 今回の報告書では、 1.これまでの一連の研究で開発してきた方法試案としての活用支援ツールの実証 と改善を行い,それらを行った事例を掲載すること 2.学校だけに完結しない,多職種間で連携した事例を掲載すること 3.生徒本人によるICF 又はICF-CY 活用事例を掲載すること 4.これまで報告が多かった知的障害・肢体不自由・病弱以外の障害種事例の充実を図ること 以上の4点を踏まえた報告書として,総論...

ICF-CY Japan Networkは、活動の質的充実を目指します。

6月に入り、国内の多くで梅雨に入りました。 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。 さて、我々ICF-CY Japan Networkでは、ICF-CYと子どもに関することとして、ホームページでの情報発信他、メンバーそれぞれが様々な活動に日々取り組んでおります。 ICF-CY Japan Networkとして活動に取り組みはじめ、数年が経ちましたが、ICFやICF-CYに関して、最近では次のような動きがあっています。 ・WHOレベルで、ICFそのものの改訂が始まっていること ・障害者の権利条約批准を目指す動きのなかでICFのことが多く語られること ・メンバーの多くがかかわった、国立特別支援教育総合研究所でのICF-CY活用に関する研究が終了したこと(成果報告書は、追って同研究所のホームページにアップされる予定です) 等 メンバーそれぞれを取り巻く環境も変わってきましたが、「私たちがやらなければならないこと」や「私たちがやりたいこと」はまだまだある、ということをメンバーで確認し合っています。 量的に決して多くはなくても、関係の皆さんにお役に立てる、質的に充実した活動に引き続き取り組んでいきたいと思っています。 その一環として、電子化ツールの改訂をして4月に公開しました。 また、9月の特殊教育学会には本人によるICF活用の取り組みについて検討するシンポジウムをエントリーしました。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。                運営スタッフ代表 徳永亜希雄

研修コンテンツ「特別支援教育におけるICFの活用」のご紹介

早いもので7月に入り、子どもたちの夏休みが迫ってきました。 一方で、学校の先生方は、研修シーズンの始まりでもありますね。 さて、今回は各学校での研修に使える研修コンテンツのご紹介です。 国立特別支援教育総合研究所では、都道府県・市等の特別支援教育センターや学校等における教職員を対象に、「研修コンテンツ」が作成され、それらの機関での研修用の資料として配信されています。 その一環として、同研究所でのこれまでの研究成果を踏まえ、「特別支援教育におけるICFの活用」が作成・追加されています。 ご利用の仕方等、詳細は 同研究所の「別支援教育におけるICF-CYの活用に関する研究−活用のための方法試案の実証と普及を中心に−」 の頁 http://www.nise.go.jp/cms/8,559,18,105.html の中段の ○取り組み紹介 にあるリンク先の頁からご覧下さい。 それでは、皆様、充実した夏をお過ごし下さい!                        (ICF-CY Japan Network 森下亮)

厚生労働省主催ICFシンポジウム報告

 2010年1月24日、東京にて「生活機能分類の活用に向けて-共通言語としてのICFの教育・普及を目指して-」と題した厚生労働省主催のシンポジウムが開かれました。本シンポジウムは、定員300名ほどのホールで開催されましたが、ほとんど会場が埋まるような状況で、熱気が感じられました。当日の資料と参加者アンケートの結果は以下のURLにアップされています。 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/s0217-10.html ここでは、全体の流れに沿ってその概要について紹介します。 1.WHOからのビデオレター WHO分類・ターミノロジー・標準コーディネーターのベデルハン・ウースタン氏らからのビデオレターがあり、その中では、日本では、ICF/ICF-CYの日本語版が用意され保健・社会・教育の分野での開発のための活動がされており、WHOにとっても心強いというお話がありました。そこでは、ICF-CY Japan Networkのメンバーが深く関わってつくられたジアース教育新社の2冊の本が机上に置かれてありびっくりしました。その後のお話から、日本の高齢化社会でのICF普及への可能性に期待されていることを感じました。 2.講演  4名の方から以下のような講演がありました。 (1)   一般社団法人 日本介護支援専門員協会会長 木村隆次氏 「新予防給付におけるアセスメント・ケアプラン作成の考え方」  「介護予防のアセスメントシート」へICF活用を柱に、ケアマネジメントの実際の動きの中での評価等について、韓国の話も引き合いに出しながら述べられました。 (2)千葉大学医学部附属病院地域医療連携部准教授 藤田 伸輔氏 「退院支援におけるICF評価の試み」  在院日数が短縮されている中で、生活支援の視点からの情報共有のために、ICFのよる総合的な評価の可能性等について述べられました。 (3)国立精神・神経センター病院副院長 安西 信雄氏  「精神障害領域におけるICFの活用に向けて」   精神障害領域における活用について、ICFの枠組みを使ったアセスメントシートやケーススタディ、包括評価、治療計画などに活かされている実践例が紹介され、精神障害のある人の特性をいかしたコアセットを抽出してICFの評価項目に組み入れる方向での検討等について述べられました。 (4)国...

WHO-FICネットワーク韓国会議の報告です。

2009年10月中旬、韓国・ソウルの韓国カソリック大学を会場にWHO-FICネットワーク会議(WHOの健康関連国際分類の会議)が開かれました。今回は、会議の様子にその後の動きも一部加えて報告します。少々長くなりますが、ご容赦ください。 なお、厚生労働省のICF専門委員会のWebサイトにもその報告資料がアップされていますので、併せてご覧下さい。 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/12/s1204-13.html このFIC会議には日本から、厚生労働省内の担当者や、委嘱を受けた医療専門家、そしてICFやICF-CYの普及・翻訳に関わってきたメンバー10人程度が参加しました。WHO―FIC全体としては、ICD(国際疾病分類)の関係者が過半数でしたが、ICF関係者も生活機能分類グループ(FDRG)の3日間の会の中で、以下の8つのタスクグループに分かれて進めてきた取り組みの成果を交流し、今後の課題を確認しました。 ・タスクグループ1(コーディングガイドライン) ICFを障害者実態調査や個別支援で活用するための留意点をまとめた「手引き書」の作成を行っている。すでに60ページほどの素案が作成されたが、細かすぎるので本文と付属資料に分けるべきである、ICFの特徴の紹介などはこのコーデイングガイドラインで述べるべきではない、ガイドラインという名称は強すぎるのでガイドとかガイダンスとかにすべきである、サービス利用の受給資格アセスメントの場合の活用方法にも触れるべきではないか、などの意見が出され、引き続き検討することになった。 ・タスクグループ2(ICFのアップデート) ICFの本格的改正(バージョン2)に向けての取り組みは始まっていないが、ICFの分類項目を追加したり、1つの項目を2つに分けたり、2つの項目を一つにまとめたり、例示を増やしたりなどの「アップデート」はしなければならないということで、インターネットも活用したICF改正用のプラットホーム(改正手続きのツールやルールのセット)が完成した。最終的にはFDRG及びURC(分類改正改訂委員会)の投票によって改正提案の採否が決まる。2010年から本格運用予定。 ・タスクグループ3(ICDとの関係) 現在のICD(国際疾病分類)はICD-10だが、これを改正してICD-11を作成し、2014年には決定す...