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日本特殊教育学会 第50回大会報告

 2012年9月28日から30日に、つくば市で、日本特殊教育学会第50回大会が開催され、ICF-CY Japan Networkのメンバーが関わった自主シンポジウム、ポスター発表が行われました。それぞれの様子を、ご報告致します。 
 <ポスター発表 9月29日>
 「キャリア発達を支援するツールとしてのICFの活用」 逵 直美(三重大学教育学部附属特別支援学校)    「本人が、どんな人生を歩んでいくか・・・その方向性を見いだしたり、自分の歩みを振り返ったりするためにICFを活用するという試みを発表しました。人・物・事との出会いが、人生を豊かにしていくのだと自分自身の経験からも思うところですが、そのことを本人がICFの活用をとおして振り返ることができると「人生の羅針盤」になり得るのではなかと期待しているところです。これからも子供たちの豊かな未来のために、皆さんと実践をとおして意見交換をしていきたいと思います。」(発表者 逵より) <ポスター発表 9月30日> 「特別支援教育におけるICF/ICF-CY活用を支援するツールの検討 -特別支援教育においてICF 又はICF-CY の活用を検討している学校等のための活用手順(試案)」を中心に-
 徳永亜希雄(国立特別支援教育総合研究所) 他4名  「台風が近づく3日目午前のポスター発表だったため、多くの人が早めに切り上げていく中でしたが、たくさんの方がポスターを見に来てくださいました。本報告は、「ICFの考え方」を具体的な実践につないでいくためのツールに関するものでしたが、やはり現場の実際的活用においてはニーズが高いことが質疑応答の中から分かりました。今後も関連研究を続け、実践への貢献をしたいと思います。」(発表者 徳永より) <自主シンポジウム 9月30日>
 「本人参画によるキャリア発達支援を目指したICFの活用」
 ・企画者:齊藤 博之(山形県立上山高等養護学校)、徳永亜希雄(国立特別支援教育総合研究所)
 ・司会者:徳永亜希雄(国立特別支援教育総合研究所)
 ・話題提供者:齊藤 博之(山形県立上山高等養護学校)、川口ときわ(東京都立墨東特別支援学校/前静岡県立中央特別支援学校)、逵 直美(三重大学教育学部附属特別支援学校) ・指定討論者:菊地 一文(国立特別支援教育総合研究所)、大関毅(茨城県立境特別支援学校) ...