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10月, 2018の投稿を表示しています

厚労省フォーラム「ICD-11・ICF大活用時代の扉を開く」が開催されます

先日,特殊教育学会シンポジウムの1回目の報告をしました. 本来なら,今回はその2となるところですが,その前に,最近入った,採れたて情報についてお知らせします. 11月30日,厚生労働省,世界保健機関(WHO)【予定】主催の「日・WHOフォーラム(WHO-Japan Forum)2018~ ICD-11・ICF大活用時代の扉を開く ~」が開催されます. 第一部(10:00~13:00)がICD-11公表記念シンポジウム 第二部(14:30~16:30)がWHO公開講座「WHO担当官によるICF講座」 となっています. 今年, WHOは、国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)を公表し,そこにはICFも絡んでいます. この大きな新しい動きを私達としてもしっかり勉強したいと考えています. 詳しくは,以下のサイトからご覧になれます. http://www.who-fic-japan.jp/who-japan2018/index.html 皆さんもよかったらぜひ!        (ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

平成30年度日本特殊教育学会自主シンポジウムの報告その1(当日までの経過)

9月22日〜24日の3日間,大阪国際会議場で日本特殊教育学会第56回大会が行われました. その最終日,ICF-CY Japan Networkのメンバーがかかわった,『ICFと合理的配慮と特別支援教育(6)』と題した自主シンポジウムを行いました. 本件について,1)当日までの経過,2)話題提供の様子,3)指定討論の様子,4)フロアとのやりとり,の4回に分けて報告します. まず,関係者は以下の通りです. 企画者・司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:徳永亜希雄 西村修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 堺裕(帝京大学) 指定討論者:山元薫(静岡大学) 次に,企画趣旨についてです. ICF(国際生活機能分類)は,WHO国際分類ファミリーネットワーク内において,障害者の権利条約との関連でも議論されてきました.同条約のキーワードの一つが合理的配慮です. 我が国の教育分野では,中央教育審議会初等中等教育分科会報告(2012)において,合理的配慮の定義や具体的な観点が例示され,また,障害の状態等に応じた合理的配慮を決定する上で,ICFを活用することが考えられると述べられました.しかし,その後,具体的な実践レベルでの検討が十分にされていないことを踏まえ,本テーマによるシンポジウムにて議論を重ねてきました.今回はその6回目となり,冒頭でこれまでの検討経過についても説明がありました. 今回は,前回までの到達点と課題を踏まえ,加えて新学習指導要領の趣旨も読み解きながら,検討を行いたいと考えました.メールベースでの事前の意見交換や協議を,これまで以上に丁寧に行い,ICFと合理的配慮と特別支援教育についてより具体的に,実践レベルへの落としこみ方まで深めたいと考え,当日を迎えることとなりました. 当日までの経過はここまでです.当日の様子は,次回以降の更新で報告します.                    (ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)