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平成30年度日本特殊教育学会自主シンポジウムの報告その1(当日までの経過)

9月22日〜24日の3日間,大阪国際会議場で日本特殊教育学会第56回大会が行われました.
その最終日,ICF-CY Japan Networkのメンバーがかかわった,『ICFと合理的配慮と特別支援教育(6)』と題した自主シンポジウムを行いました.
本件について,1)当日までの経過,2)話題提供の様子,3)指定討論の様子,4)フロアとのやりとり,の4回に分けて報告します.

まず,関係者は以下の通りです.
企画者・司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学)
話題提供者:徳永亜希雄
西村修一(前・栃木県立岡本特別支援学校)
堺裕(帝京大学)
指定討論者:山元薫(静岡大学)

次に,企画趣旨についてです.
ICF(国際生活機能分類)は,WHO国際分類ファミリーネットワーク内において,障害者の権利条約との関連でも議論されてきました.同条約のキーワードの一つが合理的配慮です.
我が国の教育分野では,中央教育審議会初等中等教育分科会報告(2012)において,合理的配慮の定義や具体的な観点が例示され,また,障害の状態等に応じた合理的配慮を決定する上で,ICFを活用することが考えられると述べられました.しかし,その後,具体的な実践レベルでの検討が十分にされていないことを踏まえ,本テーマによるシンポジウムにて議論を重ねてきました.今回はその6回目となり,冒頭でこれまでの検討経過についても説明がありました.
今回は,前回までの到達点と課題を踏まえ,加えて新学習指導要領の趣旨も読み解きながら,検討を行いたいと考えました.メールベースでの事前の意見交換や協議を,これまで以上に丁寧に行い,ICFと合理的配慮と特別支援教育についてより具体的に,実践レベルへの落としこみ方まで深めたいと考え,当日を迎えることとなりました.

当日までの経過はここまでです.当日の様子は,次回以降の更新で報告します.

                   (ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

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