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ICF活用,さらに一歩前へ

新年度に入り,私の周りではすっかり桜が散ってしまいました.皆さんのところはいかがでしょうか.
毎年この時期には,我がICF-CY Japan Networkの1年間を振り返り,年度当初の挨拶をさせていただいています.

昨年度は,9月の高知での特殊教育学会で「ICFと合理的配慮と特別支援教育Ⅱ」と題したシンポジウムを開催し,合理的配慮との関連で,1回目よりもさらに具体的な議論ができことに手応えを感じました.
その勢いのまま,12月には,東京で第1回ICF及びICF-CY活用研究協議会を開催し,多様な,報告や協議を行いまいした.

そして,今年度も,これまでの蓄積をさらに発展させるため,特殊教育学会でシンポを開催すべく準備を進めるとともに,あらたな研究プロジェクトを検討しています.

一方で,昨年度はICF 活用に関する新しい動きも見られました.
厚生労働省主催の第4回ICFシンポジウム「生活機能分類の活用に向けて~共通言語としてのICF普及の新時代を拓く~」が開催され,これまで日本ではあまり積極的に紹介されてこなかったICFの項目のセットである「ICFコアセット」が中心に議論されました.
世界の流れを見ても,日本のこの動きは今後も注目されます.

私たちも,様々な形でのICF活用について検討し,一歩ずつ進んでいきたいと思います.
今後ともどうぞよろしくお願いいたします.

(文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

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