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ICFシンポ@特殊教育学会 今年も@Web開催!

不順な天候が続いております.また,コロナ感染状況は,引き続き,厳しい状況です. そんな中ですが,今年も特殊教育学会の季節がやってきました. 今年は筑波大学が事務局をされていますが,Web開催となっています. 会期は,9月19日(日)~9月20日(月)となっていますが,Web開催なので,その前後の動きもあります. 私達の自主シンポジウムについてお知らせします. 昨年度まで,「ICFと合理的配慮と特別支援教育」と題して,合理的配慮に焦点を当てながら,ICF活用を検討してきましたが,今回は,より大きな視点から検討をしたいと考え, 「インクルーシブ教育とICF」 として,企画しました. オンデマンド開催となり,既に動画を作成・投稿を終え,プログラムにも掲載されました. https://www.jase.jp/taikai59/common/data/symposium.pdf 詳細は, 自主シンポジウム71 インクルーシブ教育とICF 企 画 者:德永亜希雄(横浜国立大学) 司 会 者:徳永亜希雄(橫浜国立大学) 話題提供者:齊藤 博之(山形県立ゆきわり養護学校) 逵 直美(東京都立光明学園) 西村 修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 指定討論者:山元 薫(静岡大学) 田中 浩二(東京成徳短期大学) ぜひ,ご視聴ください. 動画がアップされるのは,9月上旬以降の予定とのことです. アップされたらあらためてお知らせ致します. 学会の詳細は,以下をご覧下さい. https://www.jase.jp/taikai59/ (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

ICFシンポ@特殊教育学会in福岡ですが,今年は@Web+誌上開催!

(タイトル) ICFシンポ@特殊教育学会in福岡ですが,今年は@Web+誌上開催! (本文) 台風が過ぎ,暑さが戻り,また大雨です. そんな9月は,特殊教育学会の季節です.今年は福岡が事務局をされていますが,Web開催となりました. 開催期間は9月19日(土)~10月20日(火)となっています. ここでは,自主シンポジウムについてお知らせします. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育(8)」と題して企画しています. 同じタイトルで検討してきた7年間の積み重ねを踏まえた,8回目のシンポです. いつもと違うところは,当日に実際に集えないため,これまで以上に関係者間で事前の協議を重ね,企画趣旨・話題提供・指定討論・指定討論者からの質問への回答,まとめ等をPPTにまとめ,動画として仕上げているところです. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったらWebをのぞいてみてください. 自主シンポジウム44 ICFと合理的配慮と特別支援教育(8) 企 画 者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 司 会 者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 西村 修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美 (東京都立光明学園) 指定討論者:山元 薫(静岡大学) いつもなら,「会場でお会いできることを楽しみにしています!」と締めくくるところですが,今回は,「ご覧の上,感想・ご意見等をください!」としたいと思います. 学会の詳細は,以下をご覧下さい. https://www.jase.jp/taikai58/ (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

ICF関連図のワークシート アップしました。

皆様 天候不順が続いております. 被害に遭われた関係の皆様に対し,心よりお見舞い申し上げます. さて, ICFについての講義等の中で,ICF関連図のワークシートはどこで手に入るのか,と問われることがあります. 私が使用しているのは, 大久保(2007)「ICF関連図の作成手順マニュアルを検討した取り組み」 国立特別支援教育総合研究所編著,ICF及びICF-CYの活用 試みから実践へ―特別支援教育を中心に― . https://www.kyoikushinsha.co.jp/book/0078/index.html で紹介されたものです. その使い方について検討した内容は, 徳永・溝端(2013)「ICF関連図作成手順(全体像版)」の開発と実証 国立特別支援教育総合研究所編著,特別支援教育における ICFの活用 Part3 学びのニーズに応える確かな実践のために. で整理されたものです. https://www.kyoikushinsha.co.jp/book/0211/index.html ここでのワークシートについて,書くスペースを広げる等,をさらに改編したものを作成しました. こちらからダウンロードしてお使いください. ICF関連図ワークシート改20200712 使い方の詳細は,原典でご確認ください. (ICF-CY Japan Network 事務局 徳永)

厚労省ICFフォーラム「ICD-11とICF利活用の新たなステージを展望する」が開催 されます

2019年が終わろうとしています. 皆さんにとって,どのような1年だったでしょうか. 来年は2020年.オリ・パライヤーとなりますね. さて,2020年早々の1月18日(土),厚生労働省主催のICFシンポジウム「ICD-11とICF利活用の新たなステージを展望する~かつてない超高齢社会を迎える日本の挑戦~」が開催されます. 前回のシンポジウムでは, WHOは、国際疾病分類の第11回改訂版(ICD-11)の公表を踏まえ,ICFも絡んだ大きな新しい動きが示されました. 今回も,さらに踏み込んだ議論が期待されます. ICF-CY Japan Networkの関係者もポスター発表をすることになっています. 詳しくは,以下のサイトからご覧になれます. http://www.who-fic-japan.jp/icf08/index.html 〆切は,1/7(火)正午までとなっています. 皆さんもよかったらぜひ! (ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

2019年度日本特殊教育学会@広島大学 自主シンポジウムの報告(その3)

前回からの続きとして,今回は,フロアとの主なやりとり,最後のまとめを報告します. まず,フロアから,学齢期の子どもにおいてのICFコアセットを考えるときには,特に「参加と活動」において学習面に関した評価項目(分類項目)が多くなると考えられるが,インクルDBの実践事例とのマッピングをして,3観点11項目に不足している点がなかったかどうかについて,堺氏に対して質問がありました. 堺氏は,①3観点11項目に基づく実践事例との適合性を検討しているので,3観点11項目以外で何が不足しているかについては分からないこと,②何か他に合理的配慮について記述しているものがあって,それとの適合性を検討して得られたカテゴリーと今回得られたカテゴリーを比較することができれば,検討可能であり,インクルDBの他に基準となる合理的配慮ついて記述したものがあればよい,と応えられました. 続けてフロアから,コアセットは多変量解析などの手法を用いてできたものであるが,話題提供されたものをコアセットと呼んでよいかとの質問がありました. これに対し,司会者より,コアセットの位置付けや手続については,世界の動きも含めて堺氏が見てこられたことが述べられ,堺氏にコメントを求めました. 堺氏は,コアセットは,WHOによって厳密な手続きに基づいて開発されたもの,とされているので,私のコアセットはコアセットと呼ばないほうが良いのではないかという議論があったが,ICFカテゴリーの活用に関しては,コアセットを作成するということが大勢を占めていたので,コアセットという名称を使う流れできているが,今後検討したい旨,回答がありました. 最後に,司会者より,台風の中での参加と活発な議論に対して,謝辞が述べられ,今回は次のように論点を整理しながら進めたこともあり,全体の構造が分かりやすく,議論の整理ができたことが述べられました. ・ICFの全体がどのようになっていて,それらのどこに着目しているか, ・どのように使おうとしているか, ・合理的配慮をどう捉えているか, ・どのような手続を踏んでいるか 今回の議論を踏まえ,課題を整理して,さらに検討を深めたいことが確認されました. 〈以上 運営スタッフ代表 徳永)

2019年度日本特殊教育学会@広島大学 自主シンポジウムの報告(その2)

前回の続きとして,指定討論者と話題提供者とのやりとりを報告します. 西村氏に対しては,長期ケアのためのICFコアセットにあわせて実施すると良い手続き等について質問がありました.西村氏からは,評価を進めるに当たって,病院側と連携し,医師やOT等,それぞれの専門の立場のから評価を取り入れつつ,個々の子どもに対する評価を関係者が共に行うこととしている,と応えられました. 逵氏に対しては,①合理的配慮提供を進めるために ICFを活用できるプロセス,及び②児童生徒を取り巻く環境の変化が激しい中で本人の活動と参加を支えるために貢献できるICFの活用方法,についてそれぞれ質問がありました.逵氏からは,まず,進路選択で受験をする場合,障害があることで不利にならないように合理的配慮を求められるようになってきており,その際にICFを活用することに効果があることが多く実証されていていることが応えられました.続けて,学校では概念図を活用する場合が多いことから,個別の指導計画や支援計画に活用したり,他職種間の理解で活用したり,進路を考える上で活用したりする中で,支援を考える際に,ICFの環境因子の促進因子と阻害因子が貢献できる,と応えられました. 堺氏に対しては,国立特別支援教育総合研究所のインクルーシブ教育システム構築データベース(以下,インクルDB)が教育という文脈の中で実際に提供された合理的配慮,個別の支援が収集されたものと理解した場合,今回導かれたコアセットに対応する基礎的環境整備の共通点があるかどうか,併せて 教育という文脈の中でICFコアセットでは語りにくいものはあるかどうかについて質問がありました.堺氏からは,まず,インクルDBの内容は,合理的配慮という前提で行われており,例えば「エアコンを設置している」は基礎的環境整備であることも考えられるので,配慮の内容によっては,基礎的環境整備との共通点はあるかもしれないことが応えられました.次に,合理的配慮が個々の場面における障害者個人のニーズに応じたものであることを考えれば,コアなものとして抽出されたこと以外のところに合理的配慮はあるのかもしれない,と応えられました. 今回はここまでです.次回はフロアとのやりとり,最後のまとめを報告します.

2019年度日本特殊教育学会@広島大学 自主シンポジウムの報告(その1)

台風接近で開催が危ぶまれた2019年9月23日,広島大学で日本特殊教育学会第57回大会が行われました. その中で,ICF-CY Japan Networkのメンバーがかかわり,「ICFと合理的配慮と特別支援教育(7)」と題した自主シンポジウムを行いました. その概要を3回に分けて報告します. まず,関係者は以下の通りです. 企画者・司会者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:逵直美氏(東京都立光明学園),西村修一氏(前・栃木県立岡本特別支援学校),堺裕氏(帝京大学) 指定討論者:山元薫氏(静岡大学) 話題提供のテーマは,それぞれ次の通りでした. 「脳腫瘍ICFコアセット(試案)と合理的配慮」(西村氏) 「キャリア教育と合理的配慮の関係をICFの概念的枠組みの活用で考える」(逵氏) 「学校における合理的配慮ICF-CYコアセット作成の試み」(堺氏) これらの話題提供に続き,指定討論者の山元氏は,インクルーシブ教育システムの構築に向けた動き,特別支援教育における新学習指導要領改訂のポイントを概観した上で,話題提供者に対して,質問を行い,それぞれから応答が行われました. 詳細は,その2で報告します. (ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

今年もICFシンポ@特殊教育学会in広島,行います!

台風等が続いておりますが,いかがお過ごしでしょうか. 今年も特殊教育学会の季節がやってきました.今年は広島大学で開催されます. ここでは,自主シンポジウムについてお知らせします. 「ICFと合理的配慮と特別支援教育(7)」と題して企画しました. 同じタイトルで検討してきた積み重ねを踏まえた,7回目のシンポです. できるだけ関係者間で協議を重ね,当日を迎える予定です. 概要は以下のとおりです(敬称略).もしよかったら会場をのぞいてみてください. 自主シンポジウム8-5 ICFと合理的配慮と特別支援教育(7) 9月23日(月・振休) 09:00~10:30  @教育:K棟102 企 画 者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 司 会 者:徳永亜希雄(横浜国立大学) 話題提供者:西村 修一(前・栃木県立岡本特別支援学校) 逵 直美氏(東京都立光明学園) 堺   裕(帝京大学) 指定討論者:山元  薫(静岡大学) https://www.jase.jp/taikai57/common/data/pdf/symposium.pdf 会場でお会いできることを楽しみにしています! (文責 ICF-CY Japan Network 運営スタッフ代表 徳永亜希雄)

平成30年度特殊教育学会ICF自主シンポ報告その4(フロアとのやりとり)

 前回に引き続き,今回は,フロアとのやりとりについてです.  時間内の全体でのやりとりに加え,終了後も個別にやりとりが多くありましたが,ここでは,時間内でのやりとりの概要を報告します.  最初の質問として,「他の国のICF活用の動向も参考になるのはないか」というものがありました. それに対し,徳永は「CFはそもそもWHOにおいて,ICDとも連動させながら保健関連情報を整理するための統計的ツールであり.世界的には,項目のセットであるコアセットの活用が増えてきた.私が紹介したポルトガルにおいても,項目のセットで子どもの状況を評価するために使われている.一方,日本では,概念図が重視されて紹介されてきたこともあり,概念図ベースの活用が多かったが.最近では,医療ベースでのコアセットも出てきた. これらを踏まえ,私達としてはICFの概念モデル活用と合理的配慮コアセットの組み合わせという,オリジナルの取組で,世界に発信できるものと考えている」と応えました.  次の質問として,「障害学生支援を担当しているが,特別支援教育での配慮と合理的配慮をどう整理しているか?そこにチェックリストはどう絡むか.」というものと「今回の合理的配慮の捉えは,権利条約をベースとしてものが,差別解消法をベースとしたものか」とういうものが続けてありました.  これらに対して,まず徳永は「中教審報告,差別解消法,権利条約は,解釈や表記の違いはあるが,すべて1本で繋がっている.教育における配慮は,障害のある子どもと同様に,必要な学習活動にアクセスできるように整えることと捉えている.教育課程,支援計画,指導計画等を通して展開される配慮は既にあるが,その上でさらに必要となる,本人保護者からの表明,或いは教員側が捉えて打診,相談し,合意形成のもとで提供されるものが合理的配慮として捉えている.これらを踏まえ,堺氏のコアセットでは,合理的配慮検討時に使えるものであり,西村氏のコアセットは,最初の全体的アセスメントで両方に使おうとされていると理解したが,どうか?」と応えました.  続けて西村氏は,「申し出に基づく合理的配慮を踏まえ,チェックリスト(コアセット)を用いて個々の障害の状態等に応じた配慮の必要性を捉えるようにしている.・権利条約でも障害者差別解消法でもあらゆるものが社会的障壁になる.教育においては,合理的配慮は実際...

平成30年度日本特殊教育学会自主シンポジウム報告その3(指定討論の様子)

前回に引き続き,今回は,指定討論の様子についてです.    山元氏は,インクルーシブ構築に向けた動きや,新学習指導要領の趣旨,改訂のポイント,基礎的環境整備と合理的配慮の関係等について述べた後,話題提供者3名に対して質問を行いました. まず,徳永に対しては「個別の指導計画や支援計画がある中で,合理的配慮について合意形成を図る際,ICFはどこで活用できるのか」を問いました. それに対し,徳永は「個別の指導計画等の中で学習上又は生活上の困難を捉える際でもICF関連図で捉えることができる.また,その活用の有無にかかわらず,指導計画等の作成後に発生した,合理的配慮が必要となる可能性のある新たな事案について,現況や配慮等を検討する際にICF関連図が活用できるのではないか.」と応えました. 次に,西村氏に対しては,「LDのある児童生徒の実態把握では,ICFのコアセットを用いるより,その他のアセスメントの方が,LDの指導をしている先生方にとってみると,分かりやすいのではないか?」と問いました. それに対して西村氏は「LDの指導に詳しい先生は,確かに諸検査の結果をもとに必要な手立て・配慮を容易に導くことができる.しかし,ICFコアセットを用いることにより,困難さの程度の把握や環境評価,環境との関連の中で構造的に困難の原因を把握し,必要な手立て・配慮を見出すことができると考えている.実行状況が高まれば,手立て・配慮の適切性も把握できる.」と応えました. 最後に,堺氏に対しては,「今回のコアセットは,教育という文脈の中で実績のある合理的配慮という点でとても価値があり,今後,合理的配慮を検討する学校にとって有効である.コアセットとバッテリーを組むとより効果的になるアセスメント等の方法はあるか?」と問いました. それに対し,堺氏は「コアセットは,文字通り核となる部分なので,病弱・身体虚弱に関係する分類項目をすべて網羅しているわけではなく,ICFの概念的枠組み(ICFモデル)を使って,その子の状況を位置づけて,周辺部分というかその子をみる上で不足している面について捉えることが必要である.コアセットに関する状況を先にICFの概念的枠組み(ICFモデル)の中に位置づけて,幹を作って,枝葉を作っていくようなやり方も考えられると思う.バッテリーを組むという表現をするとすれば,コアセットと概念的枠...